(愛車チャリンコ メルセデス号)
2年前、セブビジネスパークに住んでいる僕は
毎朝、カッコイイ・イタリヤ製の小型の自転車で
公園をツーリング散歩していました。
警察署の裏辺りに差し掛かると
セブ独特の毛の無い赤犬が
道端に寝ていました。
僕の自転車が
多分余りに小さかったので怪訝に思ったのか
赤犬は突然起き上がり
自転車の側面からウッウッ
ウッーと牙をむいて走り掛かってきました。
(開発を待つセブビジネスパークの空地 中央の空地が決闘場)
僕は驚いて走り去りましたが翌日其処を通りかかると
同じ赤犬が居て飛び掛ってきました。
とっさに避けて走り過ぎましたが
200m程過ぎてからムショウに悔しくなり
止せば良いのに
生来の負けん気の強さで引き返しました。
近づくと赤犬も起きだしてやってきました。
僕は片足を地面につき
赤犬と向かい合いました。
にらみ合いが続き
僕は自転車のベルをゆっくり鳴らし
戦闘態勢をとりました。
チリン チリン チリン チリン・・・
自転車を盾にして
赤犬を絞め殺してやる!。
多分1分以上が経過したと思います。
赤犬は僕の不気味な殺気に怖気ついたのか
面倒くさいコイツ!と思ったのか。
引き上げていきました。
翌日も通り掛かり
ゆっくり片足を地面について
チリン チリン と誘ってみました。
赤犬は僕の眼を見ず
やや経って去っていきました。
『勝ったね!』ふっ ふっ ふっ
(セブ島には野良犬が沢山います もっと大きな犬でした)
数日後には
赤犬はその近辺には
二度と現れなくなりました。
何処に居るのかなー戦友は
と思いながら帰国してから
フィリピンの狂犬病の事情を知りました。
皆さん 僕の今の心境
お分かりになりますでしょうか。
ヒャー
2度と公園の散歩はしないと心に決めました。
僕ってオバカサンでしょうか !
・・ ですよね・・・
(セブ市役所前のマゼランクロス 観光地です)