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(木彫りのジーザス ポーランド)

       

   この叔父さんはサウナで汗を流している訳では有りません。

 ポーランドで買ってきた木彫り人形です。
 市場の片隅にそっと置かれていたものです。

 美術館にも古いモノが展示して有りました。
 伝統的なモノであり
 且つポーランド人は此れを余り好きでは無いように見受けました。 

 考え込むジーザス ポーランド
 こんなにカソリックに熱心な国民は見た事がありません。

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(教会見学)

 有名教会でのミサのパレードなど無宗教の私でさえ跪いてしまいます。
 荘厳そのものでした。

 小学生が下校時に大挙して教会に訪れ懺悔している様など
 他の国では見る事はありません。

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(子供はどこでも明るいですね)

 こんなにジーザスを恋焦がれているのに
 此の300年程のポーランドの歴史は惨憺たるものでした。

 大国の間に挟まれ幾度、国が無くなりかけた事か。
 ジーザス本人でさえ思わず考え込んでしまいます。

 其れを的確に現した物だけにジーザスの木彫りは伝統品として残り
 且つポーランド人は其れを日向では直視出来ないのです。 

 市場の片隅でそっと買い手を待っている 
 ポーランド人の心そのものなんだと僕は思いました。
                 
 ポーランドの観光と云うと何が想い付きますか。

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(アウシェビッツ)

 ショパン・キューリー夫人 アウシェビッツ 
 塩の鉱山 細い樹が連なる痩せた土地・伝統的カソリック教会 
 連帯ワレサ 鉄道 ヨーロッパの外れ。

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(キューリー夫人の家 博物館)

 ウーン ウーン ウーン。
 ドラキュラしか観光資源のないルーマニアと大差ないかもしれないですね。

 暗いね! 暗いね! 『アイネ クライネ ナハト ムジーク』なんて駄洒落も出て来ました。 
 解らない人、どうか無視してください!。

 ドイツの空港でワルシャワ行きの便を待っている時
 ロビーに集って来る男性は皆(ワレサ顔)の角張った特徴の有る顔でした。

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(ショパンの像)

 ロシア人に近いスラブ系の顔です。
 ヨーロッパは狭く陸続きで言葉も違います。

 人種も違い、少ない人口でも其々が国を建てています。

 ヨーロッパに来る度に 島国の日本人には解らないと何時も思います。

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(塩の鉱山の中にある 塩製の像)

 冷戦が終わって15年、もはや戦後ではないと云う人もいます。
 でも冷戦後の乗り越え方は国によって差があり
 大きい国程苦しみは大きく永く続いて居るように思います。

 バルト諸国やブルガリア等小さな国はもう完全なヨーロッパだと思うのですが
 ロシアなどは未だ未だ困難は続くように思います。

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(ポーランドの田舎の都市)

 北朝鮮問題など将に此の未解決問題に他ならないと思うのですが。

 どんな国にも家族が居り、生計を立てる為に働き、遊び、老いて行く人達がいます。
 その善良な人達が生まれて来て良かったと思える人生を送れるように
 僕も微力ながら祈っています。

   今日は真面目に閉めます。


    それではまた後日。
                     

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(やっぱり サウナのオジサンに見えますか・・・?)