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(ラバウルの双子の活火山)

   
 とうとうラバウルまで来てしまいました。

 ニューブリテン島は思ったより大きな島でした。
 たぶんレイテ島の10倍

 一面の椰子の木の森が数百キロ続き
 その北端にラバウルが在りました。

 フィリピンの感覚だと島は小島
 有名な唄の歌詞からすると椰子の木の茂る
 南洋の小島だと思っておりました。

 数年前の火山の噴火で壊滅的被害を受け旧海軍飛行場も
 1m以上の火山灰で被われたと云います。

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(旧飛行場のスレッショルドに放置された重機)

  双子の火山を見渡す海岸に面して滑走路跡がありました。
 海岸(湾になっている)には温泉が湧いていて赤く濁っていました。

 湧出し口は可也熱くゆで卵が出来るほどです。
 来て観ないと分からない程独特の雰囲気があります。

 北海道の昭和新山のような、つまり南太平洋の温泉半島なのです。

 青い空、白い雲、緑の椰子の木
 黒い火山大地、煙りを吐く双子の火山、箱庭のような景色の良い湾

 そして屈託のない黒い現地の子供達
 やはり唄になる特別な場所なのでした。

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(旧飛行場で遊ぶ現地の子供たち)

 戦地で在りながら
 レイテ島の様なただ暗くオドロ・オドロしい場所ではなく

 例えて云えば、ウーン、たとえて云えば
 『兵隊姿のキムタク』のような垢抜けた戦跡
 そんな印象を持ちました。
    
 此処の人は兎に角、素朴で明るい
 黒人系のニューギニアの人種です。

 南十字星輝く夜、ホテルのディスコが何やら騒がしい
 覗いてみると30人程の若い人が踊っていました。

 顔は黒くて暗くてよく分かりません。
 young at heart で飛び入りしてみました。
 1時間ほど楽しく踊りました。みんなの笑顔がとても良かった。

 ラバウルでディスコ、 ウーンいいなあ!  いいなあ!
    
   なにが? ・・ なにかが! 
             
  それではまた後日
     

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(ラバウルの戦争博物館にあるゼロ戦の残骸)