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(キリマンジャロ  夕方になると雲が晴れて見えるようになります)

       
 へミングウエイの名作《キリマンジャロの雪》

 年老いた豹がキリマンジャロ頂上の氷河地帯で発見された。

 獲物も期待出来ない氷河地帯まで何故迷い込んだのか
 野生の勘が年老いて失われたのか
 覚悟の放浪なのか

 巨万の遺産を残した伯父からのもう一つの遺産(謎解き)を胸に
 彼 へミングウエイはキリマンジャロを望むキャンプで
 熱に浮かされて眠る。


 多分映画評論ならこう書くのでしょうね。

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(アンボセリ セリナ ロッジ 1,120M ここも結構高地です)

 私、へミングウエイの追っ駆けも、遅れ馳せながら
 ケニア、アンボセリ国立公園に行ってきました。

 広大な国立公園のなかは動物の糞 糞 ふん フン 糞だらけ
 像の糞、馬の糞、鹿の糞、草食動物の糞でいっぱい
 でも臭いはしません。

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(草原は糞だらけ)

 日本車を改造したサファリィカーに乗ってライオン探します。
 腕の良いガイドは何とかライオンの食事風景を探し出して来ます。

 ランチはシマウマ うーん ウーン  可哀想 
  シマウマにprice tagが付いてたら
 ライオンも選ぶのに躊躇するかなー?  愚問でした。
        
 日中は雲に覆われているキリマンジャロも
 夕方に成ると雲がきれ、その全容を現してきます。

 夕闇が訪れキリマンジャロの山腹にも何かの光が灯される頃
 フッと上を見上げると天上は満天の星
 スターダストとは此の事を云うのかと思いました。

 標高1200mのアンボセリ国立公園
 天の川を生まれて初めて見たのは此の時です。

 その後南アフリカやエチオピア高原でも見ましたが
 此の時の感動は僕の忘れられない思い出になりました。

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(暗い内に飛び立ち、降りる頃には明るくなります)

 早朝3時熱気球に乗るためにセレナ ロッヂを出発すると
 路上にライオン。

 クラクションで追払い更に走ると
 ジュラフの大群の移動に出くわしました。

 眼だけをキラキラ光らせ草野を静かに移動して行きます。
 気球のバーナーが点火され上昇を始めた頃
 あたりが明るくなり始めます。

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(乗客は日本人も含め国際色豊か)

 樹の上スレスレに気球が移動し、ライオンの家族 鹿の大群の上を抜け
 目的地に到着し朝食パーティーになりました。

 大型銃で武装したスタッフが遠巻きに見守るなか
 シャンパンが抜かれ楽しい一時を過しました。

 僕達もライオンの朝食になるのは厭だもんねー!

 へミングウエーの謎は解けたかって?・・・いまも考えています
   僕だけの答えを! 
           

       それではまた後日
    


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(万歳? ケニア)


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(現地の英語ガイド 観光村がガイドを持ちます。
彼女は酋長の第00夫人でした。 ガイドの自宅で)