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(ユジノサハリンスクにある日本時代の建物を使った博物館)


 稚内から東日本フェリーで五時間程
 津軽海峡とさほど違わない距離に
 日本に一番近い外国の一つロシア・サハリンが在ります。

 此の国に近隣する国は多く、東欧の国は勿論のこと
 イラン トルコ パキスタン 中国 朝鮮 日本等々と

 今でもロシアを可能的敵国と考え
 緊張状態を持っている国が沢山あります。

 王制から社会主義そして現在に至っても変ったとは思えません。

 欧州の東端に位置し、広大な不毛寒冷地帯を開拓し続ける事を
 宿命づけられた此の国にとっては

 《武力で尊い血を流して獲得した領土を財産とする考え方》は
 当然なのかもしれません。

 革命以来の長い期間、戦争以外で海外に行く事も無く
 国内旅行も侭ならず
 特殊な閉鎖社会を続けて来た事はロシアの悲劇であり

 過去を清算する時間も無しに
 二億以上の人口を持つ国が、現在マフィア時代に突入している事は

 彼らの不幸で
 私達に与えられた時限爆弾のような物だと思います。

 之で終わると政治・学術集会の基調報告に成ってしまいますね!

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(市場でみつけた魚屋さん 筋子がいっぱい)


 ユジノサハリンスク駅前を北に進み踏み切りを西に渡ると
 市民マーケットに行き当たります。
 其の北側に小さな公園がありました。

 町の散策で疲れた時、一寸足を止めたことがあります。
 其処で僕は見つけチャイマシタ。 
 なにを?  ゴローニンの胸像を!。 

 学校の日本史の時間、1811年に
 国後島で捕らえられたロシア海軍ゴローニン少佐(中佐 ?)は云々
 と習いませんでしたか。

 世界情勢の変化で単純な鎖国政策だけでは
 外交が困難に成る過程の一事件だと習ったはずです。

 ではドンナ風貌のロシア人だったんでしょうか。
 教科書に写真は載ってなかったと思います。
 
 ゴローニン 
 響きからするとドロボー髭で浪人で牢屋に入ってて
 強姦しそうで、頭悪そうで、乱暴もので、パンツが臭そうで
 兎に角悪いイメージばかりが浮んできます。

 でも公園で見つけたゴローニン海軍少佐はハンサムでした。

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(ユジノサハリンスクを見下ろす丘の上で 美人ガイドさんと)

 若くて、海軍将校服がよく似合って
 凛とした気品があって、頭良さそうで、人柄も善さそうで
 清潔で、上流そうで、ワルツが巧そうで

 若い娘なら視ただけで妊娠しそうで、お金有りそうで、・・・・

 一体ドンナ男なんだと思うでしょう。いま写真は在りません。
 証拠を見せろ・証拠をと・・・私もそう思います。
 ビデオに夢中で写真は撮りませんでした。

 ビデオから写真は簡単に切取りが出来ます。
 でもテープは札幌に置いてきました。
 此処はフィリピン セブ島です。

 大変申し訳在りませんが、妊娠したい女性の方
 是非 ユジノサハリンスクの公園までイラシテください。 

 保証します。 妊娠します!。
             
    それではまた後日
       

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(ユジノ駅前で出会ったロシア人船員さんの御夫婦)
    

 札幌に帰ってきました。ゴローニン少佐のビデオを編集し
youtubeにアップしました如何でしょうか。
得と御覧ください! 




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(ユジノ市内の映画館)