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(空からのカミギン島)


 ボホール島の南の海をミンダナオ海と云います。
 カミギンIslandは其処にあります。

 ミンダナオ島との間に15㌔程の海峡が有り
 経済圏はミンダナオに属します。

 5200f(1500m前後)の二つの山を中心に成り立つ活火山の島で
 火山観測には日本の観測機材も寄贈されています。

 そびえ立つ景観が綺麗で
 早朝、貨客船からふっと見上げると
 南太平洋の火山孤島に出会った様な錯覚を覚えます。


 其処にセブからセスナでチョックラ飛んで行って参りました。

 高い山には雲が付き物で
 クリーンになるのは朝晩以外は数える日々しか有りません。

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(カミギン空港滑走路)


 此処も田舎の滑走路
 距離は1マイル コンクリートで問題無し、勾配は可也有ります。

 当然海側が低く成り
 夜中に雨が降ると
 滑走路の低地部は100m程に渉り水没します。

 平常この低地部は生活道路の一部に成っているので
 着陸前のコ-ションフライトは是非とも必要です。

 (セスナ・ジプニーと衝突!)と
 新聞に載りたく無ければヤルベキです。

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(空からのホワイトアイランド)

 此の島の北西側にはホワイトアイランドと呼ばれる
 真っ白な珊瑚礁の小島があります。

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(地上からのホワイトアイランド)

 此れから行くカミギンビーチクラブからも船が出ています。
 サングラス必携

 真っ白です、コーラルグリーンの海
 波の音、ゆっくり・ゆっくり流れる時間
 Escape to the Heaven の世界が広がります。

 ビーチクラブに落ち着いてから翌日
 ガイドを付けて山に登る事にしました。

 山腹の温泉地区まで車で行き其処から足で上ります。
 トコロガ日頃の運動不足と
 思った以上に未開で険しい山道に40分でギブアップ。

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  (山の案内人・山下財宝大好き!)


 其れからはガイド3人と四方山話
 子供が椰子の樹に登りブコ・ジュースを採って来て呉れました。

 Mr.yama 此の島には山下財宝が眠っているんだぜ!
 ・・・何処に・・・

 此の近くだよ。
 なんで直ぐに掘りに行かないんだよ!
 ・・・うん まあまあ。


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(丘の上から海岸部を望む)


 話を総合すると

 カミギン島には第二次大戦中
 日本軍の守備隊が駐屯していて旧軍人が
 慰霊を兼ねて頻繁に訪れるらしいのです。

 彼らは昔の記憶を紙に認め、手製の地図を作り
 あそこに塹壕が在って、此処に武器庫が在って

 此処に墓が・・と
 60年前を思い出して、土を掘り起こすと云います。

 皆さんもう御歳で『歩くのがもうヤットなんだゼ! 
 もう此れが最後だって言ってたよ!』と言われる状態。

 古地図・土堀・旧日本兵・感涙と重なると
 フィリピンの人は全員が全員

 10人中12人は
 伝説の『山下財宝が此処に埋まってる!』と確信する
 と云う構図なのです。

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(この島ではこんな生活しています・素晴らしい純朴な田舎です)

 
 カミギンの町の外れに日本人の年配者が倉庫を借りると
 黄金の仏像がある筈だ
 いや俺は見たんだ、と云う話に成るのです。

             

  やれやれ夢があって良いですね。
 フィリピン政府の皆さん

 若し(山下財宝が)発堀された暁には
 長年の累積借款の利息の一部にででもいいですから
 打ち入れして戴けないでしょうか。

 日本も今長年に渉る不況で苦しんでおります。
 是非アジアンサミットで議題にして戴きたかったです。

 日本大使館の関係者の方、如何でしょうか。

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 (カミギンビーチクラブ)
    
      それではまた後日


 

 youtubeにカミギン島の動画をアップしました。御覧下さい。