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 (漁夫の砦・白い大理石が奇麗です)

    
 初春の3月、ブダベストに行きました。

 相変わらずの夜の一人旅
 タクシーを飛ばし夜の鎖僑を渡りました。

 レストラン・劇場・繁華街
 ガイドブック片手にタクシーを乗り継ぎ
 Mateホテルまで2㌔と思える場所でタクシーを捨て
 夜のブダ地区を歩きました。

 30分程歩く積りが何時の間にか1時間
 通行人に道を聞くと英語で快く教えて呉れます。

 其の通り歩くと、坂道の三叉路に出ました。

 右に行くと教えられていたので一番右の道を選び
 更に30分歩き
 迷った事を自覚しました。

 ブダ地区はポルトガルのリスボンと同じく坂の町です。
 アップ・ダウンを繰り返し
 地図が其の侭では機能しない町だったのです。

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(ブダペスト くさり橋)

 其れから15分於きに通行人に尋ね
 其の度に英語で親切に答えて貰いました。

 そして3時間、10組程のハンガリー人に道を聞き
 気が附くとヒルトンホテルの裏口に出ておりました。

 ホテルのスタッフに頼みタクシーを拾い
 (マテ・ホテル)まで帰って来れたのですが
 本当に直ぐ傍だったのですよ!。

 迷子の途中、日焼けサロンに出会いました。

 古い石造りの建物の1階に青い燈が見え
 近ずくとマシンの蓋を開け
 受付に女性のスタッフの姿が見えました。

 如何やらマシンは1台だけの様でした。

 ブダベストで日焼けサロン、いいねー
 焼きたいねー、絵になるねーと思いましたが
 今は迷子の身分
 深刻な顔をして歩く事に決めました。
     
 翌日、漁夫の砦近くの楽器博物館に行き
 ジプシーの楽器や古いヴァイオリンを見ました。

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(Mathias Thir マスィアス・スエー 1773年製作・ウイーンの楽器・相場で2万ユーロ)

 そうかヴァイオリンのケースを買って帰ろうと
 ガイドに相談すると工房に案内されました。

 ついでに古いヴァイオリンは無いかと尋ねると
 230年前の物を持って来ました。
(マスィアス・スエー 上掲のバイオリン)


 補修の具合も良く値段も程々でしたので
 全ドル札を掻き集めて買い取る事にしました。

 今も私の宝物の一つに成っております。

 工房に居ると次々と音楽家が来店し
 修理した楽器を持って帰ります。

 ガイドに聞くと
 『皆ジプシーですよ、定職も無くて大変ですねー』と言います。

 音楽家の社会的身分は高くはない様に思えました。

 其の日の夜
 夕食は高台のレストランで豪勢にやると言う事で楽しみにして行くと
 昼間に工房で会ったヴァイオリニストが出演して居り
 見事な(ジプシー音楽ショー)でした。

 ハンガリーに実際に行ってみて
 此の国が近隣のルーマニア・チェコ・ポーランドと比べてみても

 国力・文化・人間の教養に於いて遙かに上で
 旧共産圏だったとはとても思えない
 と言うのが僕の感想です。

 高価なヴァイオリンで腕は上ったかい? って 
 いいえ勿体無くて飾って楽しんでおります。


                それではまた後日
    


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(ブダペストのバイオリン工房)