img182
(マッターホルン)

      
 モスクワからカサブランカに向う途中

 アルプス上空の雲が消えミニチュア箱庭のように
 スイスから北イタリア一帯が見渡せた事が有りました。

 真っ蒼な空、白い雪のアルプス、ブリリアントな光景でした。
 機内ではツェルマットが見えた
 インターラーケンだと地名が飛び交いました。

 生涯に幾度も無い機会です。

 面積は狭くても複雑に山脈で分断され
 個性的な風景が場所場所で現れるスイス。

 飽きの来ない絶品の風景です。

 スイスに毎年来る日本人の方も多いと云います。
 別荘を買ってしまった方もいらっしゃるとか。
 でも越冬は厳しそうですね。

 僕が行ったのは6年前の7月下旬
 最良の季節の始まりでした。

 でも寒かった
 モンブランは吹雪でロープウエーが動かず。

 ユングフラウ・ヨッホで堪らず冬用ジャケットを買い込みました。
 其れでも寒く、ウーンと縮こまっていると。

 色白のポッチャリ顔の至極上品な御夫人が
 そっとスカーフを貸して呉れました。

 千ドル以上もする欧州有名ブランドらしいです。
 他の方から聞きました。
 どうも有難う御座いました。

  惚れちゃってイイですか?。

img102
(スイスの高原鉄道・世界最高の車窓風景)

 ツェルマットから高原鉄道に乗り
 マッターホルンが見渡せる処まで行きました。

 3500mだと聞きます。
 そこでタンゴ 踊りました。
 仲良くなった御夫婦の奥様をお借りして。

 スイスは何処を撮っても美しく、絵になる風景です。
 多分地球上で一番日本人好みの良風景地帯でしょう。

 高原特急に乗り
 トンネルを抜け峠を越える度に歓声が沸き興ります。

 其れだけ綺麗なんです。
 しかめっ面の人は居ません。
 夫婦が仲良く成れる処、ツァー同行者とも親しく成れます。

 img146
(レマン湖畔にたつ古城)

 あてられっぱなしは面白く有りません。
 天邪鬼のcaptainyamaの小話を一つ。
   
 英国旅行中にツァー添乗員に聞いた話です。

 彼女の欧州添乗ツアーのとき
 何時も喧嘩をしている御夫婦が居たそうです。

 何時も何時も口喧嘩
 『御前なんか連れて来るんじゃなかった』
 『なによアナタなんか置いてってやる』
 旅行に何しに来たのかと思える程だったと云います。

 何時も最後部に座り
 御主人は髪が薄く大きめの帽子を被って居たそうです。

 長距離バス移動の途中
 トイレ休憩でバスストップした際
 10分・15分と時間を決めるのですが

 其の時は即決出来づに
 半分程の乗客がトイレに急いで降りた後に決まったそうです。
 
 皆さんに伝えて下さいと云い
 時間までに皆さん集ったそうです。

img122

 添乗員はもう一度、お客様の頭数を数え
 よーし40人間違い無い。
 出発進行! と運転手に号令を掛け

 バスはスルスルと駐車場を後にしました。

 ヤヤ行くとバスの後方から
 必死にバスを追い駆けて来る日本人らしい
 老齢の男性に気が付きました。

 彼は汗だくで、置いて往かれまいと必死で
 バスの後を叫び乍追って来たと云います。

 急いでバスを停めると。
 不仲夫婦の御主人でした。

 奥さんは誤った出発時間を御主人に伝え
 御主人の帽子を右手で支え
 彼が座席に座って居るかの如く見せ掛けて居たのです。

 怖ろしやオソロシヤ熟年離婚一歩前!。

 スイスではコンナ事件は絶対に無いでしょう。
 兎に角、風景が綺麗でウオー ウアー スゴーイの世界です。

 熟年離婚二歩手前の御夫婦の方
 スイス旅行をお奨め致します。
            
      
    それではまた後日

             

img176
(地球には、こんな美しい景色があるのですね!)