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 (クアラランプールのガイドさん)

 アジアのムスリム国家マレーシア 
 巨大都市クアラランプール 
 世界で1・2の高さを誇るツインタワー 
 発展するアジア、無理に無理を重ねた背伸びか。 
 
 背伸びだと思います。 
 此れ僕の独断と偏見の結論です。・・終っちゃいましたね。

 クアラランプールが好きな友人は
 あそこはイスラム教の国だから猥わしい処は無いよと言いました。

 処が在ったんですねー、行ってきました。

   成田⇒コタキナバル⇒クアラランプールの忙しい旅でした。

 クアラランプール僅か一日
 20時間の滞在でした。

 正午に着いて昼間の型どうりの観光
 半日バスツアーです。

 午後5時にホテルについて一件落着。
 此れでは僕の旅は終わりません。

 此処からがcaptainyamaの本領発揮の旅
 好奇心ツアーの始まりです。

  上掲写真の小柄なガイド君に100ドル渡し
 オモシローイ処連れて行って呉れ

 危険でもいい、ワクワクする処、普段外国人が行かない処
 地元の人しか行かない処。

 時間は3時間。此れが僕の何時ものパターンです。

  ガイドが居ない時はタクシーの運転手をガイドに
 時にはホテルのボーイ、ディスコで知合った友達
 なんらかの伝手をフルに生かし
 3時間で其の国を覗き込む。

 だから危ない事も多々有りました。

    
 今回行った処の詳しい場所はわかりません。
 只、街の外れ

 ドブが臭く
 道はところどころに舗装が残った
 水捌けの悪い場所でした。

  所謂、娼館街でした。

 勿論違法です
 此処はムスリムの国です、とても厳しいです。

 外から見ると倉庫街です。
 此処でガイド君に言われました。
 captainyama此処は覗いてみるのは無料です。
 僕もお手伝いします。

 でも絶対 ゼッタイ ぜったいお金払って上るのは止めて下さいね。
 約束して下さい。

 何故なら娼館の経営者は警察と組んでいて
 営業の御目溢しを受ける為に外国人が来ると警察に通報します。

 警察は外国人を逮捕して
 法外な保釈金を要求します。

 此れは警察の商売なのです。

 以前日本人が此処を利用した事が有り
 ガイドの彼は警察が来るまでの時間を
 今か今かと外で見張りに立った事が有ったと云います。
 
 もう二度と厭だと言いました。

               
 ヨーシ判ったレッツゴーと突撃しました。
 倉庫の入り口には中国人の商売の神様「関羽像」が
 線香と供に飾って有り
 ガイド君がシャッターの穴から覗いて何か言うと
 シャッターはスルスルと上がります。

 中には窓に格子のはいったベニヤ張りの部屋が3室程あり
 申訳程度の粗末な寝台が据えて有り
 表情に全く力のない30代の女性が数人居り
 此方を見ると力無く笑いました。

 
 数人の客が来て観て居ましたが直ぐ帰りました。
 支配人はウチノ店は全部本物の女性だと胸を張ります。

 本物でない女性なんか居るのかと
 此の時は不思議に思いました。

 そして次から次に、また次 次に計5軒を一時間掛けて歩きました。
 
 利用もせずに外に出る時
 シャッターを果たして開けて呉れるのか心配でしたが
 問題は有りませんでした。
             
 倉庫街を後にして街に向って歩き出すと
 道端に大型バイクが停まり髪のながい女性達がタムロしていました。

 革ジャンを着たり、スタイルの良い人達です。
 暗くてよく見えないのですが何かエキセントリックな雰囲気が有ります。

 横道に入る角に僅かの街灯があり
 チラッと見えた女性の横顔には髭のような陰がありました。

 僕がエッと驚くと
 ガイド君すかさず小声で「オカマですよ」と言いました。

 でも近くにホテルでも有るのかいと聞くと
 「バイクの上でやるんですよっ!」エッエッー。

 立ち止って驚く僕を置いてガイド君はさっさと行ってしまいました。

 暗いとはいえ路上だぞー! 
 
 何とも怖ろしいクアラランプールのオカマ地帯でした。
 明るい街まで辿り着いたガイド君
 肩で息を吐き、無事生還できた開放感でニッコリ。

 彼も怖かったんでしょうね。
 仕事だからショウガナイか! 

 可哀想な事をしました。
      

   それではまた後日

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(コタキナバルで出会ったオーストラリア人の新婚さん)