コンドミニアム パークタワーで防災訓練が有りました。
フィリピンは銃器・火薬が犯罪に使われる国。
防災訓練も爆弾テロを警戒したプログラムが有ります。
予定の朝9時30分
地下駐車場入り口で大量の爆竹を炸裂させ
バンバン ドッピューン ボカボカボカ。
驚いて窓を開けた住人に対し
「早く降りてきて訓練に参加して下さい!」と呼びかけ
階段を使い住人が降りてきました。
(爆弾を予想した訓練)
フィリピン人は訓練なんかカッタルクテしません。
嫌々降りてきたのはフィリピン人。
時間前に集ったのは欧米系白人 韓国人
日本人は僕一人でした。
此処は高級コンドミニアムなので住人の7割はハウスメイドです。
サーバント多数が参加しました。
此処アヤラ地区は
アヤラセンター、シティースポーツクラブ、パークタワーを含め
セブホールディングが開発した商業・ビジネス地区です。
防災訓練はセブホールディングの車両・関係者多数が参加しました。
(訓練スタッフ)
責任者が訓練の説明を始めるのですが
言葉は英語 タガログ語 ピサヤ語で三回繰り返すのです。
結局、英語とピサヤ語に落ち着きました。
ハウスメイドは英語が出来ません。
ミンダナオ島から来ている娘が多いですから。
フィリピン複雑ですね!。
消火器を数台使いメイドさんに消火させます。
メイドさんは楽しそうです。
am10時に成るとスタッフは無料の食事を始めました。
何か楽しみがないとフィリピン人働かないねー。
外国人の方が真剣に参加しています。
如何いう訳か最近フィリピンは大火が続いています。
マニラもですがセブでも毎週大火事が有ります。
不法占拠者地区が多い為
密集した木造の家屋が多いのです。
家屋と云う言葉では表現出来ない家です。
トタンとボロ材木とベニヤと椰子の葉を編んだ壁パネルと
一個5円の安ブロックで作った寝床だと思って下さい。
天井は卵の空ケースや
新聞紙にビニールを合わせた物だったりします。
当然、路地は1m幅程の処もあり、車は入れません。
電気は盗電だったり超タコ足の配線です。
水道もタコ足です。
此処に都市人口の80%の人が暮らしています。
セブでもマニラでも。
フィリピンの田舎は広々として水牛が歩き
空気はきれいで椰子の木が繁り
海は青く、山は緑で、人は優しく
時間がゆっくりと流れています。
僕達、外国人が好きなのは斯ういうフィリピンです。
でも其処で生活する人達は子供の教育 車やガソリンの購入
電気や電話のある生活に憧れ
現金が必要なのです。
病気に成っても医者代も無い生活は厭なのです。
現金 現金 現金、
フィリピンには現金さえあれば
全ての近代的 便利な商品が溢れています。
テレビのコマーシャルは優雅な生活を流し続けています。
現金 現金 現金さえあれば。
フィリピンと云う国は
歴史の発展段階で言うと
封建制まで到達していない「形を変えた奴隷制社会の段階」なのです。
だから腎臓が売られているのです。
学歴と能力がある人は外国に働きに行けます。
彼等はエリートです。
でも人間の輸出です。
都会の親戚を頼って
マニラ セブの都会に働きに来た人達の住む処はそうです。
スクワッターエリア(不法占拠者地区)なのです。
天国の田舎から地獄の都会へ。
日本でも同じかも知れませんね。
世界中そうです。
そしてフィリピンでは大火事があり
多数の子供達が逃げ遅れて焼け死ぬ!。
紙と草とベニヤで出来た密集地帯の中で!
何かシテアゲタイと思っても、其処に手を入れたら、大変な事に成るのです。
本当に大変な事に成ります。
フィリピンはとても歴史の浅い国です。
自分達の国は自分達で起していく
克己心が、未だ育って無い人達には
時間だけが必要なのだと僕は思います。
防災訓練から何でコンナ暗い話に成ったのでしょうね。
最近の大火事からでした。
朝の爆竹から始まった防災訓練は一時間程で無事終りました。
防災訓練楽しかったです。
明日は何の訓練遣りましょうか。
今日もセブの空は青く晴渡っています。
三月・四月は一番暑い季節です。
ジリジリ焼付く太陽の下で一時間
今日も日焼けしてしまいました。
金は無くともセブアノの顔は明るい
太陽のような笑顔、今日の蒼空とおなじです。