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 (トレド全景が見渡せる丘のうえで)

 貴方にとって生涯にもう一度行きたい街は何処でしょうか。
 僕はトレドです。
 3回目の海外旅行でスペインに行きました。

 娘と共に。
 其れまで長い旅行はした事が無く
 何をスーツケースに入れるべきか知りませんでした。

 其れで小さな手提げ鞄一個
 「旅慣れてるねー」と言われ上機嫌で居ました。

 その結果、目覚まし時計が無くて寝過ごすわ
 うがい薬が無くて風邪をこじらせるわ
 スリッパが無くてホテルで不自由するわ、で大変でした。

 携帯品の量は旅の回数を重ねる内に増大し減少し
 その結果、最大効果で最少量に質的に向上する物です。

 怖い思いをしながら
 磁石 地図 鍵 薬 電池 防寒具 履物 財布 バッグ
 飲み物 非常食 現地への御土産 防虫品等々
 知恵が付いて来るものです。

 此の時はファッショナブルなマントを纏い革の長靴を履き
 短期多観光のパックツアーには凡そ似合わない服装でした。

 だからアッチでもコッチでもエッ エッの連続でした。

 野次喜多珍道中です。

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(風車小屋の前で・・・ドンキホーテな二人)
 
 エル・グレコの作品は御好きですか。

 スペイン・ルネッサンス期の画家エルグレコ。
 十数年程前、上野の西洋美術館で特別展が開催された時
 観に行き、それ以来大好きに成りました。

 トレドにはエルグレコが溢れて居ました。
 彼は此処で、73歳で没するまでの37年を過ごし
 教会や町の為に実に多くの作品を残しています。

 エルグレコ無しにトレドは語れません。

 西洋ケーキのコンクールで見た
 メルヘンチックなデコレーションの巨大ケーキ。

 お菓子のような、ケーキのような
 御伽噺や童話に出てくるメルヘンの世界。

 それがイベリア半島の高原の街トレド
 スペインの宝石トレドなのです。

 トレドに着いたのは10日間のパックツアーの7日目
 ミラノでの長時間のトランジット。

 一日10時間以上の高速バス移動。
 時速120㌔は出ていると思われる高速バスは
 トルコ フランス スペイン旅行の特徴です。

 低料金・定番の人気旅行でバスに余席は有りません。

 参加者は70歳代前後の高齢者が多い旅。
 参加者はもうフラフラでした。

 石畳でアップダウンが多いトレドの街
 遠くから観るとメルヘンで宝石のような街トレド。

 疲れた身体で歩くとキツイわ本当に!。

 三晩位時間を取り
 ゆっくり暮らすように楽しむトレドの旅、最高の贅沢でしょうね。

 如何ですかcaptainyamaお奨めの特選の旅。

 石畳の路上カフェで珈琲を啜り
 千年の都の建物の隙間に身を置き
 イベリア半島の空を流れる雲を見上げながら
 御自分の来た人生を振返ってみるのも旅の醍醐味では有りませんか。

 奥様を横にして!

     それではまた後日