Blog Book of Captainyama

76ヶ国の海外旅行記です。 1999年からの世界旅行を2007年6月までのセブ島滞在中に ブログにしたものです。

フライト関連ブログ

HFS フライングクラブ 最北端のフライトクラブ

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(みんなで乾杯) 
 
 7月、未だ僕が札幌に居た頃、フライトクラブ有志で函館の近く
 鹿部空港に集りバーベキューパーティー兼
 懇親フライトを楽しみました。

 札幌のフライトクラブは日本最北端のフライトクラブです。
 年の内8ヶ月だけの稼動、4ヶ月は雪で冬眠しています。
 通年活動出来る本州の其れに比べ営業上の不利を抱えています。

  クラブ員の特徴はと云えば、お医者さんが多いのは何処も同じですが
 自衛隊員が可也いるのが特徴です。

 やっぱり北海道ですね。
 東京のようにトンデモナイ大金持ちは居りません。
 テクノクラートと云うかインテリと冒険家的精神を持った方
 面白い人多いですよ。

 アマチュア・パイロットって変った人多いですよ・・・・私もそうか!
 類は類を呼ぶんですね。

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(セスナ172)
  
 サラリーマンが多いと云う事は一人当たりのフライト時間が少なくて
 人数が多いんです。

 セブは良いですよ年中夏、アイシングは無い、
 着陸時キャブヒートは使いません。 

 グアムで飛んだ時、何処からとも無く突然の大嵐、察知して直ぐ着陸
 5分遅れたらアウトでした。

 周りに代替空港ないですからね、グアムは。 
 フィリピンはトンデモナイ滑走路だけど空港は沢山あります。

 鹿部空港は素晴らしい空港でした。
 山に向って登り勾配、駒ヶ岳が有り風が強いのを除けばですけど。

 訓練生が居なくて今は殆ど使って居ませんでした。勿体無いですね。

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(鹿部の漁港です)
           
 2日目は津軽海峡を渡って青森・秋田の大館に行ってきました。

 日本の空港は滑走路も空港ビルも完璧ですね、セキュリティーもいい。
 フィリピンの空港ビルは小屋です。

 僕がよく利用したレイテ島のイロンゴス空港
 番人が草刈機のガソリン代が無いと云うので
 行く度に500ペソ寄付してました。

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(レイテ島  イロンゴス空港 空港小屋)

  暫く御無沙汰で2ヶ月後に行った時
 芝生だと思ってた滑走路に2m丈の草が生えていて
 飛行機は草の林のなかに突入着陸。
 前も横も滑走路脇も見えず、危うく滑走路から飛び出しそうに成りました。

 怖かったです。
 着地の時、草が周りからボウッーて昇って来る感じ、一生忘れません。

 飛行機から下りた時、機体は草だらけ、車輪もスピナーも翼にも
 山から降りてきた小野田少尉状態でした。


 ともあれ、大館空港、青森・恐れ山上空、函館山を1500fで楽しんで
 バーベキューも満腹で、合宿フライトは終わりました。

 クラブ職員の皆さん、参加者の皆さん、お世話に成りました。
            

     それではまた後日
    


clubflightの様子をyoutubeにupしました。御覧下さい。


short movie ボホール島 フライト フィリピン

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(セブ島周辺で飛んでいます。インストラクターと写す) 


 セブ島を御存知の方は多いと思います。

 ボラカイなど問題外の規模と美しさを誇るセブ島の珊瑚礁群は
 実はボホール島とセブ島の間に挟まれた海域にあります。

  セブに遊びに行ってもビーチクラブやホテルに居ただけでは 
 セブ島の美しさは全く分らないのです。

 バンカーボートで2時間以上走るか
 セスナ機で一時間程飛んで始めてセブ島の美しさが分るのです。

  セスナ機を 更に一時間飛ばすと

 

 ボホール島の州都タグビララン周辺の
 未だ手付かずのバージン諸島群プントド島・パミラカン島を
 上空から見渡す事が出来ます。

 ボホール島のビーチリゾートから
 バンカーボートで行くのが一番感動的です。

 一生忘れられない、ウオーッと叫びたくなる瞬間を味わえます。

  その時の感動をまた味わいたくてセスナ機を操縦して
 マタマタ出掛けてしまいました。感動は天候に左右されます。

 今回は同乗者に後部席から撮って貰ったビデオを編集しました。

  オランゴ島・チョコレートヒルズの展望台も入れました。
 セブ島の日差しの匂いが伝われば成功です。


  


  セブに住んで居る現地の人達は
 コンナ綺麗な風景が有る事を知りません。

 話には聞いていても実際に見た事はないのです。

 セブに居ただけでは働くだけです。
 半径5キロ以内で生活して一生を終えるだけなのです。

   観光で来て更に御金を使って初めてセブの美しさが分るのです。
 世界中同じかも知れませんね。
 
 フィリピンセブ島に来る事があったなら
 是非バンカーボートやセスナ機で
 セブ島 ボホール島の美しさを堪能していって下さい。


      BOHOL島フライト      それではまた後日

セブ ミツミ電機上空1500f 

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(愛機 RPC2706 これで200時間飛びました)

 紺碧の空、白い雲、
 椰子の木が風にそよぐ南の島セブ。

 野焼きの煙りが南に棚引くセブ島の上空1500フィート。

 セブマクタン国際空港を離陸して
 レイテ島タクロバンに向かいます。

 僕は有視界飛行のパイロットです。
 国際空港であるマクタンはIFRが主体の空港です。

 僕達VFRは隅に追い遣られ肩身の狭い飛行をしています。
 セスナの操縦 興味有りますか。

 沢山の航空機が集る空港周辺は
 空港管制塔の管理下に有ります。

 セブは空港から半径15海里(27㌔)が管制圏です。
 有視界飛行は高度1500f(450m)が上限です。

 Runway04を離陸した場合
 
 有視界の航空機は
 海岸沿いの5㌔幅程の狭い廊下のような区域を
 北に向かって飛ぶ事になります。

 東の海上は全て
 計器飛行の大型機の離着陸経路に指定されて居るのです。

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(珊瑚礁の島々 ボホール島地域)

  皆さんがセブマクタン空港に離着陸する空域には
 僕達小型機は立入り出来ないのです。

 どうぞ御安心を。

 フィリピンでは小型機の夜間飛行も禁じられています。
 大型機に衝突する事は有りませんので
 此れも御安心下さい。


 しかしサテ! 
 隅の狭い空域に追い遣られた僕達小型機は
 心穏やかでは有りません。

  遅いとは言え飛行機、時速200㌔
 対向機も200㌔
 合計時速400㌔で擦違う事に成ります。

 同高度で100mの距離なら完全にニアミスです。
 怖ろしいー!。 

 100mの高度差なら楽勝です。

 処が此の空域、高度差100mは獲れないのです。

 だからパイロットは
 他機と管制塔との無線交信を
 耳を澄ませてジット聞いているのです。

 誰が何処を飛んでいるか
 近ければ事前に回避操作をします
 死にたくなければ。

 日本のように
 管制官がレーダーで親切に教えては呉れません。
 腕の悪い奴は死にます。
 次は御前だ!  

 否定出来ないから怖ろしい!
 
 レーダーは有る事に成って居ますが
 動いている気配は有りません・・? 

 此処はフィリピンです。 
 

 怖いですよーーん!

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(セブの碧い空) 


 空港管制圏は15NM
 
 ダナオ市上空で終ります。
 此処が1500f(450m) 高度制限の始点と終点です。

 マクタンに着陸する有視界飛行の小型機は
 徐々に高度を落し
 ダナオ市上空で1500fにして
 管制塔に着陸要請の無線連絡を入れます。

 出発機も1500fで管制塔に離空域圏の連絡します。
 同高度1500フィート。
 同時刻の無線連絡なら相手機は目の前です。

 此処が神経の集中の為所。
 敵はどこだー! です。

 此の地点が何を隠そう
 セブ ミツミ電機上空1500fなのです。 

 ミツミ電機の皆さん御安心下さい。
 衝突してもお宅の上には落ちません。 

 どうして ?・・・ウーン 何となく!

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(セブ市の花火大会)

 此処でミツミ電機を知らない人に御説明しますと

 此の会社は日本では知られて居ませんが
 セブでは従業員2万人の超大型企業。

 ダナオ市の経済は此の一社で支えています。
 セブの花火大会に大型の協賛をしたり。

 多分、工場長はセブ州知事より尊敬されて居るでしょう。
 日本企業です。

 此の巨大企業の巨大工場の
 巨大屋根が
 天気の悪い日でも上空1500fでハッキリと確認出来るのです。

 御分かりに成りましたか
 セブマクタン国際空港の航空事情。

 カクシテ僕のセスナ172は
 ダナオ市上空から進路を東北東に取り

 サンシャイン・ビーチ・リゾートの上空を過ぎ
 2500fに高度を上げて
 レイテ島タクロバンに向って飛行を続けるのでした。

 ミツミ電機の皆さん脅かして御免なさい、安心して下さい。

                  それではまた後日
 


    

 セブマクタン国際空港からの離陸フライト動画を
 youtubeでupしました。

 機は離陸後南に向かっていますが
 ミツミ電機ダナオ工場は反対の北方向になります。



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(セブビジネスパーク中心地)

セスナの操縦って簡単か・・な? セブマクタン空港

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(セスナ172XP・横田アビエーションの機体・ルソン島地域の島で)

  

 270時間の素人ヘッポコ・パイロットのcaptainyamaが
 偉そうにセスナの操縦の話をします。

 此れからプロに成ろうと志す
 前途有望な若者は決して読まないように!。

 何故ならマイクを取って直ぐに
 「メイデイ・メイデイ」と叫び始めるからです。

 パイロットは孤独なもの、「タスケテクレー!」じゃ勤まりません。
僕は・・いいんです・・素人だから。

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(双発機ナバホの操縦席・セスナより操縦難しいよ!)

 セスナ機は操縦する必要がありません。
 勝手に飛んで行って呉れます。
 其れほど安定の良い飛行機です。

 低翼機と比べ横滑りも有りません。

 高翼だから下方も良く見え着陸で羽根を擦ることも有りません。

 速度も70kt~100kt(180㌔)しか出せません。
 50kt(90㌔/時)以下の低速度で墜落します。

 だから着陸は50~70ktの
 僅か20kt(37㌔)の範囲で実行します。

 フワッーと
 滑走路の決められた地点に接地出来れば此れで卒業。

 簡単でしょう・・そうかな? 
  
 セスナには操縦桿が左右2個有ります。
 機長席は左側です。

 操縦装置は両足のペダルが方向舵
 左手(片手)で操縦桿、右手で棒状スロットル(アクセル)を握ります。
 此れだけです。

 操縦桿は右に廻すと機は右に傾き右旋回し左だとその逆です。
 手前に引くと機は上を向き、押すと下を向きます。

 ペダルはブレーキと兼用に成って居り
 此れの扱いは非常に危険です。

 ペダル板は方向舵として使う時は
 必ず下部を足先で押すように扱い

 ブレーキとして使う時は思い切って上部に持っていき
 静かにクックッと用心深く押すように使います。
 クックッです。

 方向舵として使うかブレーキなのか
 ハッキリと区別して使う、此れが非常に・非常に大切です。

 離陸滑走中に誤ってブレーキを踏んで
 滑走路から飛び出す事故を起さないように注意・注意です。

 セスナのブレーキはとても貧弱なので、使わないのが基本です。

 セスナの操縦の基本は操縦桿では無く
 右手のスロットル、パワーの出し入れ、此れが基本中の基本です。

 此処が飛行機が自動車と決定的に違う処です。
 パワーをかけると上昇し抜くと降下します。
 だから両手で操縦桿を持つのはご法度です。
 駄目・ダメです。

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 (少し太っていた時代・双発だから いいか!・横田アビエーション)           

 ドウですか飛ばせそうですか? 
 眠くなってきたって! 
 寝てください。
 セスナはパイロットが眠っていても飛ばせるのですよ。

 本当です。captainビゴテの話に拠ると
 朝4時に起きて
 5時からカーゴをミンダナオ島に運ぶ仕事が有るそうです。

 荷物は高級鶏・高級魚・海老の稚魚・・?・ 魚屋さん?。

 高度10,000f(3000m)パイロットは一人
 話し相手は居ない、空気は薄い。

 規定高度に達すると目的地まで1時間以上
 然したる仕事も無い。

 すると睡魔がサァッーと襲ってきて
 ドレダケ眠っていたのか気が付くと目の前に山
 ミンダナオの山 山 山。
 
 慌てて旋回して高度を上げると云う様な事は
プロパイロットなら一度ならず有る筈だと言います。

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(トップフライトの教官と・RPC2706 200時間乗った愛機)

 一度ならずでは無いでしょう教官。
 貴方訓練から帰って来る時、毎回僕の横で寝てましたよね。

 イビキかいて、時々オナラして。
 操縦席狭いんだから
 訓練前にオナラが臭くなるニンニクは食べない。

 此れパイロットの常識、セブトップの非常識。
 アミーゴでラテンなcaptainビゴテの怖く・楽しい話でした。

 ドウでした少しは為に成りましたか。

 体験操縦は何処の民間航空会社でもやっている事です。
 最初は離陸してから操縦桿を握らせて貰ったら如何でしょうか。

 でも日本航空に頼んでも無理ですよ。

      

  それではまた後日
 


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 (Topflite時代の仲間と!)
  

 レイテ島イロンゴス空港でのタッチアンドゴー訓練の動画を
 youtubeにupしました。御覧下さい。

千歳空港の管制官は君の後で見ていた 旭岳フライト

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 (初秋の大雪山・旭岳)


 フィリピンのセブ島でばかり飛んでいたので
 久振りに日本の空が恋しくなりました。

 秋の紅葉が始まった大雪山
 天候が厳しくなる前に是非見てみたいものだと思いました。

 航空図に鉛筆を入れてみました。
 丘珠から夕張岳に進み、先ず此処の紅葉を楽しみ

 次に進路を北に取り夕張山地を北上し
 富良野から十勝岳南側に進む、

 次に十勝岳東側(裏十勝岳)を北上し
 高原沼上空から高度を上げて最高峰旭岳を回りトラムウシ岳に至り
 そして空知平野上空を抜け
 ピンネシリ岳を回り丘珠に着陸する。

 約3時間のフライトでした。

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 (秋の旭岳フライト・かなり寒い)

 丘珠を午前中に離陸する事が出来ました。
 高度1500fで夕張に向うと
 千歳空港の管制圏に僅かに入る事になります。

 千歳空港は発着機の多い大空港

 滑走路19を使用する時はB747が
 江別の近くまで低空で接近する事があります。
 
 此の時もRunWay19でした。

 千歳アプローチにコンタクトすると高度維持を言われ
 夕張近くで2500fを許可され

 其れでも直ぐに山地が下から迫って来て
 ウーン 如何しょうかと思った途端 3500f と指示されました。

 余りのタイミングの良さに
 僕は思わず後を振り返ってしまいました。

 普通レーダーで見ていただけでは地形の標高は分りません。
 命が惜しければ管制官の指示を拒否してでも上昇する。

 例え教官の命令を無視してでも上昇します。
 フィリピンの常識。

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(ルソン島の田舎の空港・管制室で)

 それにフィリピンでは
 管制官はレーダーを見ていません

 レーダーが有る事自体
 故障せずに動いている事さえ疑わしいと思います。

 なんで一々SM・south上空です、とかマビニポイントです、とか報告させ
 頻繁にDME(空港からの距離)を聞いてくるのか。
 レーダー見てれば分るでしょうと言いたくなります。

 これが田舎のラヂオ空港なら分るけれど
 セブ・マニラの国際空港でこの調子です。

 マニラはもっとひどくて
 アプローチにコンタクトする事さえ難しい状態です。

 スペシャルVFRで離陸し
 10nmで高度変更の許可を取ろうとして15分間出来ず

 (何故出来ないかと云うと、アプローチへのコンタクトが殺到して
 会話に割り込んで行けない
 日本人の6000時間の機長で此の有様です)

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 (横田アビエーション・双発ナバホ 7時間飛びました)

 気がつけばタガイタイの外輪山が眼の前
 勾配地帯に入った為
 地面が下から湧き上がって来る錯覚に襲われました。

 此処は30nm、管制の15nmは過ぎていました。

 スペシャルVFRはIFRだから許可が必要だと言い張る教官を無視して
 65Ktで必死に上昇しました。
 此れがフィリピン・・タスカッター!

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(マニラ近郊)

 青森空港タワーから指示を受けた時も
 (進路変更が遅れた)良く見ているなと感心しました。

 千歳アプローチは地形を解釈し
 僕達の機の為にワザワザ指示を出して呉れたのでした。

 なんと素晴らしい、レーダーがあって
 使いこなして、親切だとこうなる。

 日本人で有る事を誇りに感じた一日でした。

  紅葉は如何でしたかって・・? 

  紅葉の赤がすばらしかったと思います。
 日本は紅色と黒と深緑色の国だったんですね。
  
         

     それではまた後日

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 (丘珠空港)
           

 今回のフライトでは有りませんが
 初めてafj-okadama-flite clubに伺った時

 体験でキャプテンK氏の丘珠空港タッチアンドゴーに同乗しました。
 ビデオを編集しましたので、youtubeにアップします。御覧ください。

    

軍事最前線 コタバト空港 狙われたら一発だ ミンダナオ

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(ミンダナオ島  コタバト空港)

 セブからディポログ、パガディアン空港を経て
 ミンダナオ島の軍 事最前線 コタバト空港に着陸しました。

 コタバト近郊を飛んだ民間ヘリコプターが
 イスラムゲリラの狙撃で孔だらけになって
 セブに帰ってきた事が有ると聞きました。

 パガディアン⇒コタバト間は陸上を低空では飛べません。
 海岸線を2NM離れて飛びました。
 あれがコタバト空港だよとcaptainビゴテが指差します。

 あの山の中腹、見えないかい? 
 見えません! 

 当然海岸付近だと思ったのに
 彼の指示どうり飛ぶとドンドン山の中に
 と云うよりも切立った崖に向って機を飛ばす事に成ります。

 崖まで1NMの地点で
 左旋回ファイナルアプローチで直ぐ着陸でした。

 滑走路口(スレッショルド)は崖で、滑走路は波打っていました。

 速度を落としてエプロンに入ると
 装甲車が御出迎えして呉れました。
 何度かゲリラの襲撃を受けていると聞きます。

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(ミンダナオ島 イピル空港 クロスカントリーフライト)

 30分程で離陸、離陸して直ぐ右側に小高い丘
 あそこから狙われたら一発だなあと思い
 左に変針しドンドン昇りました。

 3000fまで 3000fまで 
 未だか未だかで心臓パクパクでした。
                            
 コタバトからジェネラルサントスまで100nm(180㌔)途中
 ブルアン湖の上空を通過しました。

 此処がマギンダナオ地区
 古くからのイスラム地帯です。

 荒木いさお氏著『ミンダナオ島戦記』の世界です。

 コタバト⇒ブルアン湖までの80㌔は一面の田畑

 低地平野で河も多く水も豊富
 大規模で整然としたプランテーションも有り

 私的な滑走路を持つ農場も有りました。
 耕作に適しており、豊かで古くから
 文明も開けた地帯で有る事が分ります。

 ブルアン湖は可也大きな湖で上空から見ると
 其処だけ雲がポッカリ在りませんでした。

 此の辺りからの道路はジェネラルサントスまで実に良く整備されて居り
 下を行く車の速度も相当で
 フィリピンでは珍しいと思いました。

 軍事的輸送力の確保とも思われます。


 格して山間を抜けると

 広大なジェネラルサントスの荒野が広がり
 コレマタ成田空港より大きな
 ジェネラルサントスの空港に着陸しました。

 横風がツヨカッター、ドウナルカと思った。

 良かった・良かった!。

 着陸してから西側の荒地を見ると
 メキシコの砂漠の中かと思える様な奇妙な地形。

 此処がフィリピンか ? と思う様な
 厳しく・刹獏とした世界。

 フィリピンも広いねー!。

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(航空地図 ミンダナオ)

  エプロンから出て空港レストランに向う途中
 やたら態度のデカイ空港警備のオニイチャンが遣って来ました。

 「ハーイ・captainビゴテ」、ビゴテ氏は厭な顔
 「セブまで返るのなら僕の友達を乗せていって呉れよ」と
 堂々として、さも当然に言いました。

 此の若造は職権を笠に着て此れで商売をしているらしいのです。
 流石フィリピン、汚職の天国。

 それを断って昼食後ダバオへ飛び

 給油後ミンダナオ島東海岸沿いに北上し
 着陸できる空港は全て降り、セブに帰着夜6時半

 今朝は6時に出発しています。
 本日飛行時間9時間、着陸空港8ヶ所。

 目標フィリピン全空港制覇
 ミンダナオ島東海岸北上した日本人操縦士は
 僕とcaptainビゴテだけでしょう。

 でも何にも無かったですよ。
 サマール島東海岸と同じですね。

 帰着時、後部席のフィリピン人アシスタントも
 captainビゴテも ふらふら状態。

 captainyamaナンでソンナに元気なんだい?
 ・・・『そりゃあ僕はお金払ってるもの、元取る為に必死だよ』 

 日本でコンナに無茶な飛び方する人居ないでしょうね!
          

         それではまた後日  
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 物騒なミンダナオ島に比べ日本は何と平和なことか!
札幌近郊の我が家の上空まで飛んだ楽しい映像を載せます。


昼食はバンタヤン島で セスナでひとっ飛び セブ暮らし

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(RPC 2706  セスナ172 キャプテンビゴテ氏と仲間達)

 初めて僕がセブを訪れた時、そうもう5年程前

 ミンダナオのブトゥアンにいく用が有り
 旅行会社の紹介でトップフライト・エアウェイズ(現在 CEBU TOP)を
 エアータクシーとして利用しました。

 セブ⇒ブトゥワン120nm(220㌔)
 空は晴れて何処までも青・青・アオ・青。

 カミギン島には雲が架かり6500fの空は雲の上。
 操縦桿を初めて持たせてもらい右に左に雲の隙間を滑らせました。

 照付ける太陽からはワルツが聴こえて来るようで
 セスナ172は力強いエンジン音を響かせます。

 雲の絨毯を滑る浮遊感
 雲の切れ間を右旋回して降下すると
 ミンダナオ島の山々が見えて来ました。

 此れが最初の操縦経験でRPC-2706との出会いでした。
                  
 此れが縁で機長・社長のcaptainビゴテと知り合いました。
 (ビゴテとはイロンガ語で髭の意味です)彼は日本人
 でも心意気は半分フィリピン人です。

 そうです《captainビゴテ》はアミーゴだったのです。 

  ・・・ここでラテンの音楽を流す・・

yama 119

 僕は100時間(1年)かけて実力で、操縦士免許を取りました。

 実力が実力であるが為に大変に大変を重ねましたが
 それは本が一冊書けるネタです。
 勿体無くて今は書けません。

 かくして
 ヘナチョコ素人パイロットcaptainyamaが誕生したのでした。

 captainビゴテはセブのパイロット仲間では非常に有名な人で

 (僕は彼の最初の弟子だ!)と言うと
 『彼は凄い、入道雲が在っても真直ぐに突っ込んで行くグレイトだ』と
 皆口を揃えて言います。

 そうです彼は雲入り名人だったのです。

 免許を取ってから後サマール島のギワンにクロスカントリーした時
 燃料給油しながら6時間飛び
 4時間ちかく雲の中と云うフライトをしました。

 僕の単独飛行なら4回死んでます。
  
   ・・ゼッタイに!自身を持って!・・

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(ギワン空港 事務所)

 場所はレイテ海戦・西村艦隊が全滅した処、

 ギワンは最初の特攻隊が突っ込んだ直ぐ側
 雲の切れ間から覗くホモンホン島
 高度300fで初めて確認出来る海上

 海面からは(御出で・オイデ・おいで)と手を伸ばす
 旧日本海軍の英霊達、

 『待ってくれ・もう少し飛ばせて呉れ』と念じつつ
 ギワン空港に滑り込みました。

 4時間
 余裕をかます教官captainビゴテの頬は引き攣り
 冷汗タラタラ。

 僕は顔面蒼白でした。
 此の時判りました、彼は天才だったのです。

  雲・気象を本当によく知っていました。
 彼は最後まで死にません 決して諦めません。

 例え死んでも一番最後に死にます。
 パイロットにとって之が一番重要な事なのです。

 今後僕が悪天候に巻き込まれた時
 若し生還出来たら彼に最初に感謝しようとその時思いました。


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(RPC2706 フィリピン人の陽気なインストラクターと)

     
     昼飯は未だか・腹減ったって・・  ゴメンナサイ忘れてました。

 セブの北60nm(108㌔)セスナで40分の処に
 白砂の楽園バンタヤン島が在ります。

 マニラからは時々直行便があります。

 セブからはバスで行くしか有りません
 一日掛けて、埃に塗れて。

 そこをセスナで昼食・ひとっ飛びです。

 captainビゴテ、ビーチクラブに予約の電話を入れてます。
 「ライスと豚とサラダとスープ2人前用意してね。 

 違う・違う ソープじゃ無くてスープ スープ
 石鹸なんか食ったら泡吹くよー」  

 フィリピンはソープとスープは同じ発音です。
 アミーゴ captainビゴテのラテンな漫才が続きます。

 セブの珊瑚礁、上空800fから如何ですか。
    

          それではまた後日
   


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(現在 セブ トップ のハンガー)
    


バンタヤン島サンタフェ空港でのタッチアンドゴー訓練の動画をyoutubeにupしました。御覧下さい。

コレヒドールでタッチ アンド ゴー

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太平洋戦争時代の大砲 コレヒドール)

      
 マニラ湾に浮ぶ要塞島コレヒドールには滑走路が有ります。

 全長400m足らず
 西端に100mのコンクリート部分が在るだけで後は草原の滑走路です。
 短い!。 

 空港小屋は有ります。
 両端は海、300fの絶壁です。
 時間をずらしてヨコタアビエーションの仲間と行く事にしました。

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(コレヒドール島)

 僕がコレヒドール上空に着いた時
 仲間の(セスナ152)は既にエプロンに駐機しており
 島内観光に出掛けた後だったようです。

 僕の(セスナ172XPはパワーはあるが重たい)着陸は難しい
 教官キャプテンRAMONは
 タッチ アンド・ゴーならOKだと念をさします。

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(防空トンネル・観光地になっています)

 ヨーシやるぞー!と
 高度を落して800fで滑走路上空を横切るコーションフライト。

 その後トラフィック・パターンをとってからFinal approach 
 アレッ滑走路口に崖から樹が生えていて
 油絵の額の中に突っ込んで行く感じです。

 無事コンクリート上に着地、5回程繰り返し本日終了。
 次の機会にはフル・ストップしたい
 Never Give upと思いつつ、コレヒドールを後にしました。

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(コレヒドールの船着場)       
 

 次の目的地はジョマリグ島
 マニラ東方80海里(150㌔)の太平洋上に浮ぶ島
 フィリピンの空港全制覇が僕の夢、ヨーシ降りるぞー!。

 視界良好ナヴィゲーション時間どうり。
 楽勝と思い着陸しました。

 滑走路手前スレッショルドに
 アイランダーが一機駐機していたのが気になったのですが
 その分着地点を延ばせば良い事でフィリピンでは良くある事。

 セスナ172XPはアイランダーをかすめて着陸しました。
 エプロンまで滑走路をTAXIbuckして来る途中
 少し揺れたが気にしませんでした。

 さて離陸スルゾー、次いくぞー!と空港エプロンを後にしました。

050406058
(セスナ172XP ジョマリグ島で  この後 あわや大事故)


 エンジン フルパワー フラップ10度
 充分回してからブレーキリリース
 機は草の滑走路を順調に滑り出しました。

 150m位来た時
 前方の滑走路に付いたワダチが左に曲がっているのに気がつきました。
 でもフィリピンでは良くある事、気にせず真っ直ぐ加速しました。

 するとダッダーン
 衝撃と同時に機は空を向いてしまったのです。
 未だ離陸最低速度(42ノット)にもなっていません。
 
 《何時か来ると思って居た事がとうとう来たか!》こういう時
 機は左に回転して左翼から落ちるか尾部から落着します。

 操縦桿を固定し、右ラダーを踏み込んだ、勿論フルパワーで。
 機は尾部を左右に何度も振りながらも落着せず
 100m程進み何とか態勢を立直しました。

 平らだと思っていた滑走路が
 1m程の膨らみを持っていたのです。
 草で一面緑色だから分かりませんでした。

 九死に一生を得てプラリデール空港に帰って来て点検すると
 尾部が真っ黒
 長く伸びた草の上を擦って走ったのだと理解できました。

 駐機していたアイランダーは
 其処で事故を起こして修理中だったと言います。
 空港管理のオジサン言って呉れョー!。

 今回はセスナ172の高性能機XP型だから助かりました。
 192馬力有難う。
 日本の常識 フィリピンの非常識、あの世に逝くまで眼は開ける!。

 ネバー・ギブアップ。(キャプテンyama標語)
            
   それではまた後日
     

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(セスナ172XP 192馬力)

AOPAフライト クラブ ノア イザベル

aopa006
フィリピンで最高の(アイランドビーチリゾート)

     
 数年前日本のAOPAの皆さんと
 クラブ ノア イザベルに行った事が有ります。

 僕が未だセスナ172のスチューデントの頃で
 キャプテン ビゴテ操縦の双発バロンでセブから出発しました。

 途中、AOPA会員の飛行機が抜きつ抜かれつ
 1時間半程でエル ニドに着きました。

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(日本人のマネージャーさん・気配りが最高でした)

 皆さんGPSで同じ最短コースを飛ぶもんだから
 アブネーゾーもんでした。

 早く降りて準備をと思ったcaptainビゴテ氏
 機を左反転、右ラダーを踏んでカッコヨク滑らした。

 教官、素敵ーと女性なら思わず抱きつきたくなる程
 風を切ってバッバッバッと急降下した。

 滑走路まであと300m程の高度で左側面風防が吹っ飛んだ。
 台風でビニール傘が持っていかれるように。

 ウオー ひえー、後ろに乗ってた整備士パンピンが叫んだ。
 『お前が昨日風防取り替えたんだろうが』お前の整備ミスだー!。 

 ソウコウしてる間にベテランビゴテ機長
 機体を立直し、無事 追い風で着陸。キャプテン素敵!(拍手)。
 無事全機着陸
 ジプニーと船を乗り継ぎ(クラブ ノア イザベル)に着きました。

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 韓国人の新婚さんが沢山来ていました。

 夜はマネージャーの計らいで別の島でロマンチックなパーティー
 波の音が心地好く、此処まで来て良かったと
 皆さん思ったに違いありません。

 日本から小型機で来るのはきついぞ!。
 750ccバイクで東京ー札幌を往復するようなものです。

 翌日、AOPAの皆さんが日本に帰る日
 次々に離陸する機を帽子を振って見送りました。

 特攻隊を送る気分だなーと思っていたら
 最後の一機が離陸寸前で出発を取止めてエプロンに返ってきました。

 如何したの?
 いやー 撃たれたかも しれない。
 エエッー!

 点検すると正面風防に穴
 正確に云うと穴は開いてないが
 いつパリンと行ってもオカシク無い状態です。


 双発は規定で
 離陸直前にエンジンとプロペラのチェックを
 両エンジン入念にやります。

 でも此処はフィリッピン、滑走路に小石が沢山落ちています。
 ザラザラです。
 プロペラピッチを上げた時、石を大量に吸い上げたらしいのです。

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(破損した風防の場所を撮影しています)

 一機、数億円の高性能飛行機が台無しに成ってしまいました。
 フィリピンでは一千万円以上の飛行機は飛ばしてはだめです。
 機体がもったいない。

 結局セブに機体を持帰り
 応急修理の後日本に搬送する事に成りました。
 本当に気の毒なことをしました。
        
 セブから修理機材とスタッフを別便(ツインボナンザ)で呼び寄せ
 僕はその便でセブに帰りました。

 この時セブから飛んだツインボナンザは
 一昨年ブスアンガの事故で燃えてしまい。

 私を迎えにきた機長ジュンは同じく一昨年バロン(風防が飛んだ機)
 と共にミンダナオ島イピルの事故で亡くなってしまいました。

 だからエルニドの旅は
 僕の忘れられない思い出に成ってしまったのです。

 最後に哀しい話でごめんなさい。
    クラブ・ノア・イザベル楽しい旅をありがとう。
      
  それではまた後日
    


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パラワンフライトの動画をyoutubeにアップしました。御覧下さい。



海賊の楽園 スルー海にはボラカイ島が5ヶはある

cross2055
(スルー海の島々 セスナから写す 珊瑚礁の上に人が住んでいます)

 フィリピン、ミンダナオ島の港町サンボアンガから
 ボルネオ島の港町サンダカンまでをスルー海と云います。

  此の海域は海が浅く海上交易の要衝に成って居り
 古来から独自の権力と文化が支配する地域になっておりました。

 スペイン 米国 フィリピン独立のこの百年の歴史で
 スルー海域の独自性は無視され
 唯所有権の対象としてしか扱われてきませんでした。

 此れにムスリム文化を嫌うフィリピンの文化が合わさって
 今日のバシラン島 ホロ島の深刻な治安問題が生じています。

 と此処までは教科書にでも書いてあることです。

 では実際どういう処なのかスルー海域はと思い
 セブから補助燃料を積み込みセスナ172で出発しました。

 セブ→サンガサンガ(スルー最南端の空港)まで
 直行だと450NM(5時間)

 航続5.5時間のセスナ172だと片道がやっと
 帰りの航空燃料が充分確保出来ません。

 向い風が強いと海に着水になります。
 此の機は水上機では有りません。

cross2044
(サンボアンガ空港  ミンダナオ島)

 それでサンボアンガ経由で
 燃料を確保しながら行く事にしました。

 約100㎏の補助燃料と3人の乗員を載せ
 セスナ172はフラフラしながらサンボアンガ空港を離陸しました。

 重い 重い オモイゾー!。
 8時間分の燃料です。
 これが命の綱です。

 離陸して直ぐバシラン島
 空港の無線がバシランの国軍に僕達の接近を連絡しています。
 ムダンで飛ぶとゲリラだけでなくフィリピン軍からも撃たれるゾー!。

 重い機体は中々高度を上げて呉れません。
 バシランの空港を確認しょうとするのですが、無い

 ひょっとして斜面を上下に走っている
 滑り台の様な200m程の縦長の土地 あれがソウカモ
 うん在り得る!


 一同納得。コレヒドールより着陸は難しい。
 機は点々と続く南の小島に沿って南下し
 TONGQUIL島より西進しホロ島に向かいました。
            


 ホロはルバング島より大きな島です。
 しかも大きな独立的山地が4ヶ程あり、樹も多く
 食物の確保も難しく無く、守りに易い処の様に思えます。

 最高峰は2664f雨も降るでしょう。
 東西の山岳地帯の間が谷状に開けているので
 ショートカットで通過しょうとして止められました。

 『射的の的に成るよ』と!。

 ホロ空港の滑走路は一方通行、海側からのみ離着陸できます。
 山側は深い森が続き防衛不可能なのでしょう。

 僕達は島に沿ってさらに南下しタウイタウイ島に至りました。
 此処の山は丘のように低いので
 本格的なゲリラ活動は難しいでしょう。

 此の島の西端のサンガサンガの空港に着陸しました。
 大きな岩山が目印でその裾に立派な空港がありました。

 此処で持参した補助燃料を全て給油し
 有名なシタンカイに向かいます。

cross2025
(こういう海の珊瑚礁に家を建てて住んでいます)

 私たちは常識として人が住む処には、丘が在り、山が在り
 河が在り、草原が在り、道が在ると思っています。
 でも此処には何も有りません。

 干潮時に水深1m程になる大珊瑚礁が2面
 1万軒ほどの水上住宅が集っているのです。

 食事も、買い物も、排泄も、仕事も海。
 全ての家に長いアンテナと小船があります。
 発電機もあるのでしょう。貧乏な感じは有りません。

 僕達は高度を100f(30m)まで落として
 アンテナと凧(沢山揚がっている)を気にしながら
 メイン・ストリートと思える処を突き抜けました。

 子供達が珍客に満面の笑顔で手を振ります。
 僕達は翼をバンクして応えます。

 其のまま北上しサンダカンまで70NMの処で
 進路を東に取りサンボアンガまで返ってきました。

 途中、規模は小さくても同形態の集落は幾つも見ました。
 ボラカイ島に劣らない白い砂浜の美しい島を沢山見ました。

 ボラカイ1号、ボラカイ2号、と名付けました。

 観光の宝庫。しかし治安が悪すぎます。
 水上機が欲しいと本気で思いました。


         それではまた後日。


  

(海の中に住んでいます・・とても不思議な光景です。)
 


cross2054
(スルー海の風景  珊瑚礁だらけです)

避暑地 バギオ

050406068
バギオ空港で セスナ210 横田アビエーションの機体)

   
 BAGUIO cityを御存知ですか
 フィリピンの首都マニラから直線距離で220㌔
 ルソン大山脈の中に在る避暑地です。

 富豪の別荘や高級ホテルのあるフィリピン人憧れの場所です。
 日本の軽井沢だと思ってください。

 別名ベンゲット地方と呼ばれる此の自然険しい地方は
 第2次世界大戦中
 山下大将が米軍に投降した場所としても有名です。

 最期の総司令部が置かれる程
 要塞として充分守り易く攻め難い場所です。

 マニラから車をチャーターして行った事があります。
 まる1日掛かりました。

 街は標高1500m(4500フィート)周りは山に囲まれ
 2600m(8000フィート)高原盆地になっています。

 フィリピンでは珍しく美味しい苺が採れる場所として有名です。

050406067
(マニラのコンド屋上から離陸する ロビンソン22)

 その苺を買いに行こうと
 ヨコタアビエーションのセスナ210を操縦しバギオに向かいました。

 燃料満タン
 3000時間のベテラン教官captain ラモンを横に乗せて。

 プラリデール空港を離陸し
 クラーク基地を過ぎると、直に山岳地帯が見えて来ました。

 高度10000f(3000m)ナビゲーションどうり
 地図は完璧、時間もピタリ。        
 Runway09-27
               
 雲の間をすり抜け高度を8000fまで落とした辺りで
 様子が変わって来ました。

 バギオが見えない
 何処も同じ山 山 ヤマ。
 GPSで方向は分かります。

 バギオtowerと無線連絡もとれました。
 山の稜線を超えて降下を始めました。
 未だバギオの街も空港も見えないのです。

 山の中に入って行く事は非常に危険です。
 袋小路に入ったら一巻の終わり
 雲に入ったら山に激突

 上も下も横も雲、雲、山、山、山
 『私の名前はcaptain yama 』冗談は云って居られません。

050406065
(プラリデール空港 横田アビエーション区域)

 未だバギオは確認出来ない。
 初めての空港です。
 陸から行ったのとは見え方が、まるで違います。

 北から西に、右から左に旋回して降下していくと
 見えた、バギオだ。
 足がすくみました。

 ドラム缶の中に
 マッチ棒の様にポコッと浮んでいるのがバギオです。
 バギオは空中都市だったのでした。

 どうアクセスしたら良いのか頭の中が真っ白に成りました。

 其れを察知したベテランRAMON
 サッサと操縦桿を取りセスナ210を着陸させてしまいました。

050406061
(ベテラン機長 ラモン あんたはスゴイ)

 そうかこんな場所でもターニングBaseと
 ターニングfinalのポイントを確定すれば
 平地と同じ要領で降りられるのか。

 再離陸時もう一度とタッチ アンド ゴーを要求しましたが
 滑走路はバギオ市民の生活道路として使用されている為
 却下されました。

 とても良い勉強に成りました。
 (Never give up 今日も、明日も! 衝突するまで眼は開ける!)
 captain yama 標語

 因みに此の空港は午前中のみ離着陸を許可されるとの事。

 そりゃそうだろう
 午後は雲が出てレーダーもGPSも
 バギオの地形では役に立ちません。

 此処はドラム缶の中なんだから。

 ついでに書くと滑走路は傾斜があり離陸は山登りで
 セスナ210 takeoff speed 70 knt を80 knt に増速して離陸しました。

 苺は買って来たかって?。
 わすれました。 ハイ、スイマセン! 
              
   それではまた後日。
  


050406081
(ヨコタアビエーションのハンガー  ナバホ)

Fly to The Sky

aopa003

  

 空がすきです。

 と云う由りも空から見た地上が好きです。
 だから上空を飛んだ前後には
 実際に地上から、その場所に行くようにしています。

 地上800フィート
 (地上が一番clearに眺望できる高度・240m)が大好きです。

 世界の航空法では
 離着陸時以外は

 500f以下の高度は摂ってはいけない事に成っていますが
 そこはフィリピン、電気も通ってない小さな小さな小島を見つけると、

 高いアンテナ無し!凧揚がって無し!確認! 確認すると
 椰子の樹と椰子の樹の間をビュィ-ンと通過します。

 下で子供が手を振ると羽根を揺すって合図
 セスナは南の海のスポーツカーですね!
         
 此処には沢山の空港が有りますが
 コンクリートの滑走路は極僅かです。

 草の滑走路・雨が降ると沼に変わるもの 
 普段は町の生活道路として使っている滑走路(大道り公園)

 滑走路口(スレッショルドと云う)に
 15mのマンゴの樹が生えている為

 樹を超えた直後に急降下して着陸する
 信じラレナイような滑走路も有ります。

050406068
(バギオ空港・山の中の空港です)

 世界的観光地ボラカイの空港は海から進入する場合
 スレッショルドすぐ手前に生活道路が横切っています。

 セスナで着陸する場合は
 ファイナルアプローチ上の(200m)手前でも
 トライシクル(三輪タクシー)がスーと前を横切って行きます。

 アンビリーバブー! 此処はフィリピン何でも有りか!
 
                
 私はカティクラン(ボラカイの空港)は怖いので
 800mの短い滑走路ですが
 高度を高く持って行くのですが。

 なんと20人乗り双発旅客機は
 道路上を高度1mで通過して行くのです。

 ウオッー何んとgood jobかと拍手喝采したくなります。
 しかし運の悪い時
 腕の悪い奴はトライシクルと衝突と云う事に成るんでしょうね。

 フィリピンunbelivable!
 あまり書くと飛行機に乗らなくなる人も出てくるので是位に。

 日本でも
 札幌のフライトクラブにお世話になって楽しんで居ます。

 日本では規則はシッカリ守って飛んでます。
 日本の航空施設はとに角凄い、good、何が凄いのかは又後日。

 AFJ丘珠Flying Clubの皆さん夏に又お会いしましょう!         

Happy New Year
       それではまた後日

          


050406083
(横田アビエーション・ナバホ)

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